インタビュー記事

前川 千絵
院長前川 千絵 先生

患者さんのお悩みに丁寧に
耳を傾けたい“想い”を最優先に。
親しみやすい雰囲気の“ゆったり”設計。

まえかわ耳鼻いんこう科

まえかわ耳鼻いんこう科 様

https://maekawa-jibika.com/

  • 耳鼻咽喉科
  • 新装
  • 2022年6月

担当者

長渡 武史
営業長渡 武史
上田 真央
設計上田 真央
/info/wp-content/uploads/2022/07/maekawa_voice_doctor_front.jpg

コンパスに依頼して良かったことは?

私自身が開業も初めての事で、とくにレイアウトや使い勝手の事などは分らない部分もいくつかあったのですが、コンパスさんにプランをご提案いただいて「なるほど」とイメージがしやすかったことや、まだ定まらない将来のやりたい事や運用についても、これからフレキシブルに対応しやすい計画を練っていただけたことはとてもありがたかったです。
おかげさまで、高齢の方からお子さんまでゆったりとお過ごしいただけるクリニックが完成し、私も非常に使いやすく満足しています。また将来アレンジしやすい設計になっているので、これからのクリニックを考えていくのも楽しいです。

先生はもちろん、上司や仕入れ先ともコミュニケーションを重ねることで、先生の想いが設計に反映できました

/info/wp-content/uploads/2020/10/ueda_01b.jpg

前川先生の想いを叶えるためにどうすればいいのかを一つひとつ考えながら進めていきました。医療モール内のクリニックとして隣のクリニックとの兼ね合いがあったり、区画の形も少し変わっていた一方で、とても高い広々とした天井高を確保できる素敵な区画だったので、入口から待合室の設計等については上司と相談しながら空間を広く見せる工夫を重ねていきました。
また、耳鼻科ならではの専用機器や流し台などについては、先生やスタッフさん、患者さんが便利にお使いいただけるように、メーカーさんとやり取りをして進めて行きました。「将来へのフレキシブルな対応」の部分も、ひと工夫をさせていただき、その結果、先生やスタッフさん、患者さんもクリニックを気に入っていただいているとのことで、とても嬉しくホッとしています!

竣工前エピソード

設計図面についての細かな説明で、安心感をおぼえました。

開業された理由と、クリニックの基本的な方針などをお教えください。

近隣の病院に勤務していましたが、もともと地域医療に興味があり、若い方から高齢の方までどんな方でも受診しやすいクリニックを作るのが夢だったんです。
耳鼻科の領域は、耳や鼻、喉の中など自分で見えないところなので不安を感じやすいものです。クリニックの基本理念は「ひとりひとりに寄り添う医療を目指します」としましたが、まさにお一人おひとりの患者さんに真摯に向き合うことで皆さんの不安を和らげることができたらと考えています。

丁寧に診てくださると患者さんも安心ですよね。耳鼻咽喉科に関わるどんな症状でも診てくださるのですか?

もちろんです。一般的な耳・鼻・喉の診察をはじめ、めまいや難聴、アレルギーなど、地域の皆さんの様々なお悩みに丁寧に耳を傾けるようにしています。また、必要に応じて箕面市立病院を中心とした基幹病院などと連携を図り、迅速で柔軟な対応を心がけています。

では、コンパスを選ばれたきっかけはなんでしょうか?

大阪府医師協同組合からの紹介でした。同組合からの紹介なら間違いがないと思いましたし、クリニックの設計や施工に特化されてるので安心ではないかな、と。また、営業の石井さんが話されていた耳鼻科咽喉科に特化したセミナーを聞いたのも大きかったですね。
まだ、この建物自体もできておらず、私自身も想像が膨らみにくい状態でしたので、コンパスさんから詳細な図面と説明がもらえたのは有難かったです。

2診から1診への変更は、“想い”を叶えるためのコンパスからの提案によるもの。

では、実際にどのようにコンパスと進められたのでしょうか。

基本的には提案してくださった図面で進め、内装についても、ヒアリングのうえでパターンを幾つか出してくださり、そこから選んでいけたのでとてもスムーズでした。
ただ、2つの診察室を予定していたところ、長渡専務のご提案もあり診察室は1つにすることに。1つのユニット(診察室)で一日あたりに診ることのできる患者さんの数や、私が患者さん一人ひとりを内視鏡などを使って丁寧に診察していくつもりであること、患者さんの動きをも鑑みると、現時点では1診の方が私にとって便利ではないかということで。
結果的には、その将来スペースとした元2診の部分を、現在はコロナ禍のこともあり、ゆったりとした処置スペースとして運用をしていますが、この先、来患数やこの地域に求められる耳鼻科医療などを見据えた後、フレキシブルに対応する方が良いかな、と判断しました。またCTについても需要があれば設置したいという要望を出したことで、それが将来的に叶いやすいように現場の工夫をして調整してくださいました。

診察後に吸入(ネブライザー)をすることもありますし、耳鼻科は患者さんの動きも大切ですものね。

そうなんです。私の診療方針、スタッフや患者さんの動き、何を導入して何を導入しないか、今後の導入可能性は…などを整理してトータルに考えてくださったのが良かったですね。

クリニックを計画する上では、開業時だけのことではなく、その先の未来も含めて考えることも重要です。将来的に導入したい機器については設置場所のイメージをしておくことも大切ですし、大きい機器であればなおさら後から「入らない!」という事がないよう未然に初期設計に盛り込んでおくことも必要になってきます。

完成してから「CTを導入したいかも」と言われるとかなり厳しいものがありますが、先生は着工してからですが、ご希望を申し出ていただけたので良かったです。私が語り出すとマニアックすぎるので詳しくは語りませんが、“CTを導入するかもしれない”という前提では内装や設備面にさまざまな取り合いが生まれるのですが、その制限を満たした上で、最も美しい仕上がりにこだわりました。

竣工後エピソード

「ホテルみたい」という声が患者さんから。ベビーカーで入れる診察室も好評。

内装の色合いや壁紙など、とても可愛らしいクリニックですね。完成した時の思い出はありますか?

想像していたよりも明るくて広々としたイメージでびっくりしました。診察室も広いですし、受付もゆったりとしていますしね。診察室も可愛らしく仕上げてくださり良かったです。

少し感覚的なお話になりますが、私たちはいつも受付に先生が立たれた時に、先生らしいぴったりの雰囲気になるようにと思って進めています。(実際は受付の方がいるので、先生が立たれることはめったにないのですが・・・)
その結果、前川先生のように、あたたかくて親しみやすいイメージに仕上がりましたね。

実際に使われてみて、スタッフさんや患者さんの声はいかがでしょうか?

スタッフはとても便利に動けているようです。患者さんはお子さんと親御さんも多いのですが、トイレが広く、特に手洗い場はお子さんも使いやすいようです。診察室までベビーカーで入っていただけるのも好評ですね。お子さん専用のネブライザーを設置したのも良かったです。また、患者さんから「ホテルみたい」という声もいただきました。

お子さんから高齢の方まで気軽に来ていただきたいという先生のご要望に合わせて、全体的にゆったりとした空間を作るようにしました。特に、待合や受付まわりは広いスペースをとり、診察室まで車椅子やベビーカーでも動きやすいように。また、耳鼻咽喉科には繁忙期と閑散期があるため、椅子を増減するというようなアレンジもしやすくしています。

開業されてきて出てきた問題はありますか?

特にはないんですが…、あ!あのように自動扉が勝手に開く時があるんです。不思議で…。

あれ!本当ですね!

隔離室のカーテンが閉まっているときに、エアコンでカーテンがひらひらしてセンサーが反応しているみたいです。センサーを絞れば問題がなくなると思いますので、この後確認してすぐ対応しますね!

解決できそうで良かったです!最後に、コンパスへの要望や、これからの展望をお聞かせください。

コンパスさんについては、今後2診を作ったり、何か変更をしたい場合にはぜひ対応をお願いできればと思っています。
そしてこれからについては、地域の皆さんが些細なお悩みでも相談しに来てくださるような場に育てていきたいですね。患者さんが笑顔になれるよう、これからも頑張ってまいります。

どうもありがとうございました。

まえかわ耳鼻いんこう科

その他インタビュー記事